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【解説】スキルトレーニンググリップマット使用方法

【解説】スキルトレーニンググリップマット使用方法

ライムズバスケットボールアカデミーでは、バスケットボールの技術(スキル)を伸ばす上でも、競技としての原理原則を重要視し、プロから子どもたちまで一貫して、本質的に大切なことを伝えていくためのプログラムを提供しています。
スキルを効率的に伸ばし、再現性を高めて積み重ねていくためにもさまざまな道具を使ってワークアウトをしてみましょう!

『スキルトレーニンググリップマット』とは?

『スキルトレーニンググリップマット』(通称:フットワークマット)とは、バスケットボールに必要な足捌きや姿勢・足幅を効率よく習得するために開発されたワークアウトギアです。

世界的にも最も有名なスキルトレーナーカンパニーであるアメリカのI’m Possible Trainingを展開する、Micah Lancaster Marketing & Productionが独自開発し、日本ではライムズ株式会社が唯一正規品を取り扱っています

『フットワークマット』はなぜ有効的なのか?

『フットワークマット』を使用してワークアウトを行うことで、マットに書かれた線や点を目印にして毎回正確に足を同じ場所に動かすことができるため、フットワークの再現性が高まります。

選手自身の明確な目印になる他、コーチが指導する際にも足を動かす順番や位置を、目印を使って説明することで再現性高く指導することができます。

 

特にバスケ歴が浅い選手は基本的なパワースタンスがそれぞれ異なったり、ドロップスタンスの取り方が大きくズレてしまう選手が多くいます。

こうした場合でも、『フットワークマット』に描かれた❶〜❹の数字に足を置かせることで、毎回正確なスタンスを取ることが出来るようになります。

 

選手はもちろん、コーチ達がどのような選手であっても共通して必要な基本姿勢やフットワークスキルを指導するのにとても有効的なツールです。

『フットワークマット』の具体的な使用方法とは?

スキルトレーニングで使うトレーニングギアをチェックする

『DOT:ドット』

❶〜❹の数字と赤・灰・黄・青色の点がマットの角に描かれています。これらを『DOT:ドット』と呼びます。

❶〜❹の数字と各色の点は基本的に足を置く目印となる場所になります。

❶〜❹の数字は大人用の足幅、各色の点は子供用に足幅の目安となっています。

ドロップスタンスパワースタンスを取る際には数字の上に足を置くようにしましょう。

 

『INSIDE STEP』

マット中央に描かれている『INSIDE STEP』と書かれた線があります。

これはマット上から前方へドライブしていく際に、体の内側の足が通る位置の目印になるものです。

ドライブする際にインサイドステップ(内側の足)がこのライン上を通ることができていない場合は、左右に膨らんでしまい真っ直ぐドライブできていない可能性があります。

ディフェンスの足幅ギリギリを直線的にドライブできるようになるためにも、『INSIDE STEP』のライン上を内側の足が通るようにしましょう。

 

『PARTIAL STEP』

❶と❷の数字の上に書かれた『PARTIAL STEP』は、片方の足を部分的に動かすパーシャルステップの練習を行う際に目印になるものです。

ステップスルーしてきたパーシャルステップを目印の位置へと移動させるようにしましょう。

 

『DIG』

❶と❷の数字の下に書かれた『DIG』は、ディグステップという地面を掘るようにして加速するためのステップの練習をするときに目印になるものです。

ディグステップを練習する際は、目印の位置を踏み込むようにして使用しましょう。

 

『FOOT REPLACEMENT』

マット中央に書かれている『FOOT REPLACEMENT』は、ドロップスタンスなどの攻撃姿勢からシュートを打てるシューティングスタンスにスタンスを取り直すときに目印になるものです。

毎回正確な位置へとフットリプレイスメント出来るようになることで、次の動きへとスムーズに移行できるようになる他、安定した体勢でシュートを打つことが出来るようになります。

 

『STANCE』

マット中央外側に書かれている『STANCE』は、マットの中央でパワースタンスを取る際に目印になるものです。

パワースタンスの状態でレッグスルーの練習をする際などに有効的です。

 

『OPEN』

マット中央外側に書かれている『OPEN』は、オープンドロップスタンス(足を前後ではなくフラットな状態で広げて取るドロップスタンス)を練習する時に目印になるものです。

通常のドロップスタンスとの使い分けを出来るようになるためにも、目印を活用し再現性を高めましょう。

 

『DROP』

❸と❹の数字の横に書かれている『DROP』はドロップスタンスを練習する時に目印になるものです。

ドロップスタンスをとった時に後方の足を置く位置の目印となります。

 

『RESET』

❸と❹の数字の下に書かれている『RESET』は、リセットステップステップスルーした後にパーシャルステップ元の位置に戻してくるステップ)の練習をする時に目印になるものです。

 

 

『フットワークマット』は横向きだけでなく、縦向きにして使うこともできます。

 

『EXTEND STOP』

❶と❷の数字の横に書かれている『EXTEND STOP』は、フィニッシュ時に足幅を大きく拡大させてフィニッシュに行くエクステンドステップフィニッシュロンドフィニッシュ(ドリームシェイク・アップ&アンダー)をする際に足を踏み出す位置の目印になります。

 

『DRAG』

❸と❹の数字の横に書いてある『DRAG』は、アンダードラッグインダーテッドドラッグなどのストップ&ドラッグスキルを練習する時に足を踏み込む場所として目印になるものです。

この場合❶と❹、❷と❸など目印を対角に使用し、❶と❷に軸となる足を置けるようにすると、足幅が広く低いキレのあるストップ動作をすることができるようになります。

 

アンダーカテゴリーではステップを大きく前に踏み込めない選手が多い(筋力不足や体の使い方がうまくない)ため、目印となるものがあることでそれに必要な体の使い方の説明にもとても有効的です。

 

『フットワークマット』まとめ

『フットワークマット』とは、バスケットボールに必要な足捌きや姿勢・足幅を効率よく習得するために開発されたワークアウトギアであり、これを使用してワークアウトを行うことで、フットワークの再現性が高まります。

選手自身が明確な目印を見て練習できることはもちろん、コーチが指導する際にも目印を使って説明することで再現性高く指導することができます。

 

当たり前ですが『フットワークマット』を含む様々なトレーニングギアは実際の試合には存在しません。

これらを使って行う動きだけをできるようにするのが目的なのではなく、あくまでも試合で勝利するという目的を達成するために必要な手段の一つです。

試合で勝利する確率を上げるためにも、少しでもできることを増やすことは大切です。

動きを正しく行うことだけに囚われず、その先の目的(シュートを相手よりも多く決めて勝つ)から常に逆算して練習に取り組みましょう。

 

『フットワークマット』などの様々なトレーニングギアを使って効率的に個人のスキルの向上を図ることができれば、よりチーム練習にかけられる時間も増え勝利という目的に近づけるはずです。

限られた時間の中で効率的にスキルアップを図るために『フットワークマット』を導入してみてはいかがでしょうか。

ライムズバスケットボールアカデミーについて

ライムズバスケットボールアカデミーでは、SHOEHURRY!(シューハリー)というコンセプトの元、数多くのプロ選手やプロ志望の選手たち、ユース世代の子どもたちと共に向き合い、選手としての成長と人としての成長をサポートしてまいりました。

バスケットボールの技術(スキル)を伸ばす上でも、競技としての原理原則を重要視し、プロから子どもたちまで一貫して、本質的に大切なことを伝えていくためのプログラムを提供しています。

全国各地の学校、クラブチーム、各種団体にてワークアウトを開催しています。

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